2017年3月24日金曜日

<相続を放棄した人がいる場合の基礎控除の計算は?> 

今回は、相続を放棄した相続人がいる場合の基礎控除額の計算がどうなるかを考えて見ます。

配偶者(A)がいて、子供2人(BC)がいる場合であれば、法定相続人の数は3人となるので、基礎控除額の計算は以下のようになります。

3,000万円 + 600万円 × 3人 = 4,800万円

この場合において、配偶者Aと子供Bが相続を放棄した場合はどうなるでしょうか?

3人のうちAB2人が相続を放棄しているので、一見法定相続人の数はC1人だと思ってしまうかも知れません。

しかし、この場合の法定相続人はABC3人ですので、基礎控除額の計算は以下のようになります。

3,000万円 + 600万円 × 3人 = 4,800万円

つまり、法定相続人の数は、相続を放棄した人がいたとしても、その放棄がなかったものとして計算するのです。

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