2016年5月9日月曜日

<節税効果大!利回り最大 55%!確定拠出年金>

確定拠出年金とは、加入者自身が運用する資産を選択し、その運用次第で将来受け取る年金が決まる年 金制度です。

自営業者の方、お勤めの方でもその会社に厚生年金基金がない方であれば、ご自身で確定拠出年金を支 払うことができます。

確定拠出年金は毎月最低 5,000 円から 68,000 (年間最大 816,000 )の支払額となっております。

この確定拠出年金の最大のメリットは支払った金額を全額小規模企業共済等掛金控除という所得控除を 受けることができることにあります。

つまり、所得控除ですので支払った金額だけ所得が低くなり毎年支払うべき所得税・住民税が安くなるというこ とになります。

住民税の税率は一律 10%ですし、所得税は 5%から 45%ですので、合わせると 15%から 55%という税 率になります。

税額が発生する方であれば、確定拠出年金を支払うことによって、その支払った金額の 15%から 55%税額 が安くなります。

ちなみに 2016 1 29 日の日本銀行によるマイナス金利政策を発表した後の金利を三菱東京 UFJ 行の HP で見てみると、

普通預金 0.001

定期預金 0.01% と過去最低水準の金利となっております。

定期預金は通常期間が長いと金利が上がりますが、今では 1 か月の定期預金でも 10 年の定期預金でも 同じ 0.01%しか金利が付きません。

仮に定期預金に 100 万円を預けたとしても、1 年で 100 円、10 年で 1,000 円にしかならないということで す。

郵便貯金の過去の資料によると 1970 年代後半の金利は 8%ほどありました。複利で運用 100 万円を運 用すれば 9 年後には約 200 万円になっているという計算になります。

その 8%と 0.01%を比較すると、現在の利率はそのころのわずか 800 分の 1 という状況です。

このような経済環境のなか、確定拠出年金による節税効果 15%から 55%というのはいかに大きいかというこ ともわかっていただけると思います。

また確定拠出年金は自分で運用商品を選択できることができますが、リスクが心配な方には元本保証型の商 品があります。

これであれば少なくとも将来支払った分だけの金額を受け取ることができます。さらにその間の所得税・住民税 が大幅に安くなっているのです。

受け取りの際は、退職所得として受け取るか年金として受けるか選択ができます。額によっても異なりますが、 退職所得控除や公的年金等控除があるので、受け取る際も税金があまりかからないというのも大きな魅力で す。

退職所得控除は期間が長ければ長いほど有利になります。確定拠出年金での退職所得控除の期間は初め て支払った月からカウントされますので、とりあえず最低額の月額 5000 円から始めてみることをお勧めします。 

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